なんでか分からんがメインバンクであるはずの新生銀行の普通預金口座にほとんどお金が無い…。
いや、なんでなのか分からないことはなくて様々なところに資金を分散させているからであって、生活苦になるようなほど資金繰りに窮しているわけではないのですが…。
2週間定期預金口座にはある程度残高もありますし…。
しかし、いつかうっかり残高不足で引き落としができなかったとか問題を引き起こしそうでこわいので、ちょっと新生銀行の貸越機能について存在してたかどうかってことも含めて調べてみることにしました。
そもそも貸越機能とはなんぞや
簡単に言ってしまえば、事前に定められた一定の枠の間でお金を自動的に借りることができる仕組みです。だいたい金額は…金融機関にもよりますけど定期預金預金者がその定期預金額の80%くらいお金を借りられるものです。
普通預金からお金を引き出して口座残高がマイナス表示されてびっくりした経験ってありませんか?俺はありませんけど。
それが、貸越機能を利用している状態です。
簡単に説明すれば、円預金の残高を超えて出金したり、引き落としが発生した場合に定期預金(円定期預金)を担保として自動的に融資をしてくれるサービスです。
自動的に融資…つまり、お金を借りている状態ですから当然利息が発生します。注意しないといけませんね。
金利については各金融機関で様々ですが、定期預金の金利に1%とか上乗せするような形で利率が算出されるケースが多かったりします。
で、なんで俺がそんな貸越機能を調べたかと言えば別にお金を借りたいわけではなく、記事の最初にお伝えしたように不慮の事態に対応するためです。
つまり、どういうことかと言うと何らかの事情で普通預金口座にお金がないときでも各種引き落としが円滑に行われるよう安全策を取っておきたいと考えてのことです。
まぁ一応メインバンクとしている以上、色々決済にも利用してまして住宅ローンとかクレジットカードの引き落としとか色々ありますからね。
新生銀行には貸越機能がありました!
結論から言ってしまえば、新生銀行の定期預金者は貸越機能を利用することが可能でした。
利用可能額は以下の通り。
- 定期預金額の90%
- 500万円
このどちらか金額の低い方です。
500万円の貸越枠を利用しようと思うと定期預金額は560万円弱くらい必要になります。
ちなみに貸越を利用した場合利息を取られるのはお伝えした通りですが、2017年9月時点でその利率は1.88%です。
貸越利息としてはちょっとお高めですね。でもまぁカードローンなんかに比べれば全然安い。
利息の計算方法は普通預金の利息計算方法と一緒ですね。
毎日の貸越残高(マイナスの場合) × 借入金利(1.88%) ÷ 365日×日数
この計算式で計算されます。ちなみに1円未満は切り捨て。
この計算されて算出された利息は翌月の月初1日に口座からの引き落としにて精算されます。
で、この借り入れに関する返済は円預金に入金するだけで自動的に行われます。残高がプラスになれば自動的に借り入れは終了したことになりますし、その状態からまた残高以上のお金を引き出したり、引き落としなどが発生すると再び借り入れたことになります。
つまり、返済は入金すればそれで行われるのですが利息の支払いについては翌月の月初まで待つ必要があるということです。
対象となる定期預金
しかし、残念なことに全ての定期預金が貸越利用の対象になるわけではありません。特に、利用頻度の非常に高い2週間満期預金が対象にならないので個人的にはなかなか残念なところです。
残念って言うか、2週間満期定期預金しか利用してませんから、これを利用してるから貸越枠は大丈夫だろって思考停止していたらまた有事の際に爆死するところでしたから本当に調べておいて良かったと冷や汗がでましたね…。
では、どんな商品が対象になるか、以下に羅列します。
- 円定期預金
- 大口円定期預金
- スタートアップ円定期預金
- パワードワンプラス(仕組預金)
- その他現在募集中止商品
ちなみに、この中で利用できる最低金額が円定期預金の”30万円”です。新生銀行では1万円や10万円からは定期預金を作成することができないのでした。
しかしまぁ30万円で定期預金を作れば貸越枠は単純に考えて27万円になるわけですから、個人的にはこれくらい枠があれば十分ですね。
定期預金の金利があまりにも安い現在、普通の定期預金を作っておくメリットなど無いに等しいですからできれば残高は少なくておきたいところです…。
もっと少なくても良いんだけどなぁーーー定期預金設定額の枠小さくしてくれないかなぁ新生銀行さん(チラっ
もしものときの貸越枠
ただ、先ほどもお伝えした通り貸越を利用すると年利1.88%の利息が発生しますから基本的には使わない方が良いです。
しかし、もしなんらかの理由で口座に残高が足りず引き落としができなかった!なんて事態を防ぐ可能性が高まりますからある程度資金に余裕のある方は定期預金を作成しておくと良いです。
まぁ、そもそも今どきほぼリアルタイムで銀行預金の残高が確認できる時代ですからそんなルーズな運用をしちゃうこと自体が色々とダメダメなわけですが…。
とはいえ、人間どうしても失敗はあるもの。俺なんてもうなんど投資で操作ミスととか酷すぎる失敗をしてきたことか…。
そんなことがありますから、もしもの備えのために設定をしておくのは悪くありません。新生銀行の場合は対象の定期預金さえ作成すれば基本的には自動的に貸越枠を設定してくれますから楽ちんですし。
特に、何らかの借入や、クレジットカードの利用代金の引き落とし口座に設定しているような場合は検討の度合いを高めた方が良いかもしれません。
残高不足でそれらの引き落としができない場合、信用情報にその旨が記載されて今後のローンの借入やクレジットカードの作成・利用に悪影響を与える可能性が高まりますからね。
ちなみに、保険の引き落としは最悪落ちなくても大丈夫です。保険の加入については信用情報に記載されるものではありませんから、引き落としができなくても当然延滞などの情報が記載されることはありません。
また、保険の場合は改めて後日引き落としになるとともに、そのときの引き落としもできなければ「振込んでください」といって振込用紙が送られてくることがほとんどです。
それすらも無視してしまうと保険が失効するなど、問題が発生することになりますが場合によってはそんな状況からも条件付きで復活させることもできますしね。
ま、それはさておきとにかく普通預金にあまり資金を置いておらず、俺のようについやらかしてしまいそうなうっかりさんには当座貸越の利用のために定期預金を作成しておくのが良いかもしれませんよ!