なんかネットでふと見かけたSBIネオモバイル証券。これはなかなか面白そうと思って早速始めてみようということで口座開設してみたのでした。
最大のメリットは、いわゆる単元未満株を手数料ほぼ固定で売買できるってところ。おおかたネット証券では約定代金の0.5%くらいが手数料としてとられるのですけど、SBIネオモバイル証券では月額制で1か月の売買代金が50万円以内であればなんと200円(税抜)。
売買の合計ってのはその言葉通りで、その月内で約定した買いと売りの合計額ってことです。具体的には…
①A株を100株120,000円で購入
②B株を200株200,000円で購入
③(過去に買ってた)C株を100株80,000円で売却
という上記3つの取引を行うと売買金額の合計は40万円になるって寸法です。
そして、月額200円の手数料がかかるとは言ったもののネオモバ内でのみ使える…という制限はありますけど毎月Tポイントが200ポイントもらえます。そのおかげでなんか実質タダみたいな扱いになってしまうわけですね。
ふぁーすげぇなこりゃ。
まぁ母体であるSBI証券の方も将来的にはすべての取引における売買手数料を無料化するとぶち上げてますし、一種のその布石みたいなもんなのでしょうかね。
早く米国ETF購入手数料も無料になってほしいものですねぇ。
大量にたまったTポイントの使い道がない方にオススメ
まぁそんな話はともかくTポイントを直接使って投資できるってのは、ぶっちゃけそれほどアレでもないと思うのですけど俺のように諸事情により数千ポイントほど使い道もなく残っている人には良いのではないでしょうか。
Tポイントで購入した株の価格が上昇すれば丸儲けですし、最悪購入したときよりも値段が下がったとしても株を売却すれば現金で入ってきますから、ある種Tポイントを現金に変換できると言っても過言ではないのではないでしょうか。
ただ思いっきりその動きをやると色々ひっかかりそうな気もしますけど、でもまぁ制度としてできるってことは問題ないってことでもありますので、Tポイントばっかりあってもしょうがねぇなって方は手軽に現金化することができる感じですから、とにかく大量に余ってる方なんかにはオススメできそうに思えます。
ところで、前述の月額手数料はTポイントで支払うことができず、必ずクレジットカードからの引き落としになります。まぁ世の中そんなに甘くはありませんね。
クレジットカードなんっか持ってないよ!とおっしゃる方はまぁ…なんというかクレジットカードも持てないような奴が投資なんてするんじゃない!という隠された熱いメッセージなのかもしれませんね(多分違う
(脱線するけど)新生銀行でTポイントがもらえる
ちなみに、俺のメインバンクはというと諸事情があって新生銀行という超絶マイナーな金融機関を利用しているのですが、なんと日常生活の様々な取引でTポイントがもらえてしまいます。
振込で入金があったら25Pとか、イーネットのコンビニATMで入出金したらそれだけで10Pもらえるとかそんな感じ(ひと月内の回数制限あり)。
こんな制度のおかげで毎月特に1円も使うことなく100P以上のTポイントをもらっていますので、これを支払いには利用せずありがたくSBIネオモバイル証券での投資に利用しております。
ただまぁ普通に口座開設するだけはあまりメリットがありませんから、特段もろ手を挙げて新生銀行の口座開設をオススメするわけではありませんが(支店少ないし)、住宅ローン借りてると振込手数料が月10回も無料になるとか、外資が入ってる銀行ですので手続きの際に印鑑不要でサインでOKという手続きについて大変ありがたすぎるところもあったりしますので、何かの折に銀行口座を開設しようと思われる方や、住宅ローンを借りる必要がある方などは選択肢の一つにぜひ入れてみても良いと思います。
そういえばこんな記事も書いていました。
単元未満株も買い続ければ1単元の株として扱われるようになる
とにかく基本的には単元未満株にフォーカスしたサービスではあるのですけど、単元株(基本的には100株単位)の売買もできます。ただ成行と指値しか使えず、逆指値の機能すらありませんから、単元株の取引は別の証券会社でやったほうがいいかもしれません。
単元未満株の取引注意点としては、成行注文しか出せないということと、取引タイミングに大きな制限がかけられているということです。
しかも基本的に前場の始値、後場の始値で約定する仕組みとなっており機動性には全く期待できません。まぁとはいえ単元未満株がこういう風にしか取引できないのは何もSBIネオモバイル証券に限ったことではなく、どこでもそうですけどね。
具体的には前日の21時までに出した注文は翌営業日前場の始値、当日の10時半までに出した注文は当日後場の始値で約定するって感じです。
成行でしか注文ができないので、流動性の低い銘柄だとびっくりするような価格で約定してしまう可能性がありますから十分注意しないといけません。
あと株式購入の決済金は当然ですけどデポジットというか事前に入金しておいた現金のみですから間違えないように。クレジットカードを利用するのはあくまで月間手数料の引き落としの際のみです。
まーそんな訳でSBIネオモバイル証券に口座を開設するなら、ついでに住信SBIネット銀行にも口座開設すると良いのではと思います。
現状唯一のリアルタイム入金対応銀行になりますし、個人的には結構アプリなんかも使いやすいと思いますので…。
俺としてはメインの証券会社としてSBI証券を利用していることもありますから単元株になればSBI証券に移管すればいいかななどと思ったりもしています。
まだその辺りの制度とか運用がどんな感じになるのか見えてきていませんけど、まぁSBI証券への移管くらいならそう問題なくできるでしょうきっと。同じグループ会社だし。
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット
というわけでSBIネオモバイル証券のメリットをまとめると…
* 単元未満株を手軽に買える
* 1か月合計50万円までの売買なら手数料月額200円(税抜)
* Tポイントを投資に利用できる
* 手数料決済するとTポイントが200Pもらえる
まーそんなとこか。株式購入資金の1%分Tポイントがもらえるということですので、還元されたポイントを再投資できるという分かりやすい複利効果を得ることもできますからネオモバイル証券で得たTポイントはそのまま再投資に充てることを個人的にはオススメします。
デメリットは…
* 単元未満株は(どこもそうだけど)成行注文しかできない
* 単元未満株は(どこもそうだけど)取引タイミングに大きな制限がある
くらいか…。もうちょっとありそうだけど、そこまでゴリゴリに使っているわけではありませんので現状思いつきません。また足すことがあれば随時記載していこうと思います。
そんな訳で個人的にはトラノコやらワンタップバイなんかに代表される昨今のサービスよりも、手数料固定で個別銘柄の売買ができるこちらのSBIネオモバイルのほうがオススメかなーと考えて実際に利用もしていますので、今回ご紹介してみたのでした。
コロナウィルスの影響で、日本だけでなく世界中の株式市場が大暴落しているため、逆に考えれば始めるなら今!…ではないですけど、もうちょっと時間が経って事態が収束してこれば株式市場も回復してくるでしょうから、今のうちに口座だけ先に開設しておいて準備しておくと良いと思います。
アプリもあって手軽に利用できますので口座開設された方はぜひ使ってみてください。