大地の脈動に巻き込まれてしまったニッサ、そもそもなぜゼンディカーの大地がこれ程までにテンションあがってきた昂り、荒れ狂っていたのか、その原因の一端を知ることになります。
で、やっぱりこの辺の話はストーリーを実際に読むと面白いのでオススメします。
マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト―Magic Story -未踏世界の物語- ニッサの「オリジン」:故郷
今回の勝利条件は特殊なので注意
という訳でゼンディカーの次元に封印されているエルドラージの念とでもいうのでしょうか…そんな存在と対峙することになります。厳密には「エムラクール」というエルドラージですが。
…なんと相手のライフは100!
なんか色々間違えてるんじゃないかと思うとともに、あの往年のPC版MTGの名ゲームにラスボスとして登場するアルザコン様を彷彿とさせる感じですね。
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どう考えてもそう簡単には勝てないだろうという話になるでしょうが、実は今回のチャプターはいわゆる「負けイベント」的なもので、「相手の場に《引き裂かれし永劫、エムラクール》が召喚されたら勝ち」という不思議すぎる勝利条件となっています。
もちろん相手のライフを0にするというのでも勝つことができます。
デッキの構成が決まっている以上、初手はもちろん引いてくるカードにもツキに恵まれていないとかなり厳しいですが、無理ゲーというほどのことはありませんので時間のある方はぜひやり込んでみてください。
勝てばよかろうなのだぁぁぁ!!とカーズさんも言っておられますのでとりあえず今回はやり込みについて無視して、このチャプターをクリアするための方法だけ考えていきます。
こちらからは仕掛けない
とにかくエルドラージが出てくるまで生き残れば勝ちですので、防戦を貫きましょう。
専守防衛ってやつですね。違うか。
基本的に相手のクリーチャーは生け贄にささげると◇を産み出す「落とし子トークン」を生成するCIP能力持ちがほとんどです。
つまり、戦闘に関する能力はほとんど持っていません。
よってクリーチャー戦であればこちらの方が優秀なものが多いですから、あまり負けることはありません。
ただし中盤以降は大きなパワーとタフネスを持つ結構なサイズのクリーチャーが出てきますので場合によってはクリーチャー2体でブロックしてでも相討ちをとるとかそういうことが必要になってくることもあります。
そんなこともありますので特に序盤は温存しましょうね。
滅殺持ちには早急な対処を
しかし《エルドラージの手》はサイズが大きいながらも「落とし子トークン」を4つ生け贄にするという代替コストで戦場に出てくることもありますから、序盤に出てきた場合は多少無茶してでも早急に対処しましょう。
“滅殺1″を持っているのでずーっと場にのさばらせておくとどんどんこちらのリソースが削られて勝てるものも勝てなくなります。
またしかも落とし子トークンを生け贄にして出てくるということは、エルドラージが場に出てくるまでの時間が長引いてしまうということにもつながります。
とはいえこれについてはどうやっても防ぎようがないからしかたありませんが…。
可能なら《エルドラージの手》が出てきた返しのターンにこちらからクリーチャーで攻撃を仕掛けてコンバットトリックなどで仕留めたいところですね。そうすれば滅殺の効果を受けることもありませんから。
8マナと《野心の発動者》でずいぶん楽に
その《エルドラージの手》をコンバットトリック倒す際には《野心の発動者》の能力が利用できると非常に楽になります。
相手AIは残念ながらバカ丸出しですので、《野心の発動者》が場に居て8マナ出せる状況であっても《突進するサイ》なんかで殴り掛かると当たり前のように《エルドラージの手》でブロックしてきますからね。
《突進するサイ》の”2体以上のクリーチャーによってブロックされない”という逆”威迫”みたいな能力が地味に便利で確実に相手クリーチャーを葬ることができますから、コンバットトリックで倒す戦略を利用する際には《突進するサイ》で攻撃させるのがオススメです。
あと、もしも相手のライフをゼロにして勝ちたいのであれば早急に8マナ出せる状況を作り上げ《野心の発動者》を守りきることがほぼ必須になります。
それくらい重要なクリーチャーになりますから、可能な限り初手で抱えておきたいクリーチャーの一つですね。
とにかく序盤から中盤の相手の猛攻をしのぎきって相手に《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えてもらえるよう防衛に専念するようにすれば往々にして大丈夫だと思います。