アルハマレット先生からの指導中、なにやら事故的な事態が発生したような描写のあった前回でしたが、なんかそれに特に触れないままアルハマレットから”平和の調停者”としての任務を与えられることになったのでした。利用されてる感溢れてるね!
ところでこのジェイス君の話を含めてもそうですが、マジック・デュエルズのストーリーモードを追うだけでは話がよく分からないと思いますので、話に興味が湧いてさらにもし時間に余裕があれば公式ページで公開されてる物語を読むのをオススメします。
実際のカードを使ってMTGをプレイしてても、ただプレイしているだけでは断片的にしかストーリーが理解できませんが、ストーリーを先に読んで話が理解できてくると「このカードのデザインはあの場面か!」とかカードを観たときに逆に感動できるときがありますのでそういう楽しみ方をするのもアリだと思います。
しかし話が脱線しますので公式サイトのマジック・オリジン開始前の記事を紹介しておいてこちらは元の話に戻りましょう。
特徴のあるクリーチャー
相手は黒単デッキですが、特筆すべきところはありません。チャプター2のアルハマレット先生の方がよっぽど強敵です。
小型のクリーチャーを数多く展開してくるので、こちらもクリーチャーを展開して攻撃していくのみです。こちらのデッキにも《スフィンクスの後見》が追加されてるのでライブラリアウトを狙うのも良いかもしれませんが、たぶんそれよりクリーチャーを展開して殴り勝つ方が楽だと思います。
まず注意したいのは《薄暮の小僧》ですね。-1/-1カウンターが乗ってるほど相手にカードをたくさん引かれてしまいますので、可能なら戦場に出てこようとしてるときに打消しましょう。それが無理で攻撃されてしまったならなるべくカウンターが1個のうちに「相討ちでもやむなし」ですのでクリーチャーでブロックして倒しましょう。3個もカウンターが載って3枚もドローされるような展開は避けましょう。
MTGにおいてカードを引くことほどアドバンテージになることは無いので、相手がカード引く機会をなるべく増やさないようにしてください。カードを引く機会を与える、つまり相手のリソースを増えれば増えるほど、相手には多くの選択肢ができるので自分が追いつめられることになります。
他に注意しなければならないのは”沼の数をパワーとタフネスの値として参照する”《押し潰すヒル》と《夢魔》の2体のクリーチャーです。相手は黒単色デッキなこともあって中盤以降は対応の難しいサイズになってしまいますし、相変わらずジェイス君には除去する手段が存在しませんので戦場に出されてしまうとかなり厳しい展開になります。マナブーストや土地破壊が無い以上《押し潰すヒル》の最低サイズは4/4ですし、《夢魔》の最低サイズは6/6でしかも飛行持ちなのでまさに悪夢のような事態となります。
手札破壊とその対応策
また、そう大きな問題はありませんが黒使いらしく手札破壊呪文を使ってきます。いわゆる【ハンデス】デッキではありませんのでそれほど悩むことは無いんですが《精神腐敗》は使われてみると案外やっかいで対応が難しいです。
ノリにノッてるときほど使われるとキツいですね。文字通り手が止まりますし、テンポを崩されて思った通りの展開ができないときのストレスとがっかり感はなかなかのもんです。かといってそれを警戒して動きを落としては本末転倒です。また手札に打消しがあるときにそれを打消すべきかどうかも悩ましいところがありますが、自分の手札と戦場の状況次第でしょうね。
あとなんか言いがかりかもしれないこと言って申し訳ないのですが、ストーリーモードにおける今後のプレインズウォーカーたちのバトルでもそうなんですけど…やたらと土地ばっかり引くんですよね。3ターン4ターン連続で土地引くのは当たり前で、ひどいと10ターンで10回ドローしてそのうち土地を8枚引いてきて負けたとかザラに起こりますからね。いつも負けるのはそのパターンです。
運も実力の内ですのでそんな展開になってしまうことは仕方ありません。そこに憤りを感じてもしょうがありませんが、その状況を逆手にとって手札破壊対策を取ることが可能です。
自分の場にある程度必要な数の土地を確保できれば、出さずに手札に抱えておくということですね。場に十分土地があって手札にも複数枚土地があれば《精神腐敗》を使われても全く問題無いことになります。
今回はAI相手の戦いなのでブラフなど無意味ですが、対人戦、特に実際のカードで顔を付き合わせてやる場合は、トップデッキした土地をあえて戦場に出さず抱えることで「相手が何か有効なカードを引いたのかも」と思わせることが可能です。デッキの中身がほぼ把握されていたり、気心の知れた間柄では難しいですけどね…。もちろん口三味線はダメですのでそのあたりは注意してください。
(どうでもいい)追記
よく見たら《もぎとり》がデッキに入っててすごくびっくりした…。《滅び》が出るまでは黒版《神の怒り》として俺も大変お世話になりました。ただイラストはトーメント版の方が絶望感にあふれてて良かったんだけどなぁ。
※グロい!と怒られたらイヤなので画像は掲載しません
[amazonjs asin=”B0146G4JZ0″ locale=”JP” title=”MTG 黒 日本語版 滅び PLC-85 レア”]
こちらは相変わらずの勝ち筋
こちらは本当に相変わらずの《幻影のドラゴン》頼みなのでなんのひねりも無いなぁと思うのですが、自分でデッキの中身をいじれるわけではありませんから仕方ありません。サクッと出してサクッと殴り勝ちましょう。相手はクリーチャーに対してマイナス修正を与えるオーラである《泥沼病》を使ってきますが、《幻影のドラゴン》にはマイナス修正など全く関係ありません!使われば死ぬからね!!1
先ほど脅しましたが《夢魔》についてもあまり気にする必要はありません。打ち消してしまえば良いだけです。
それか《分離主義者の虚空魔道士》を戦場に出さずに手札に抱えてて《夢魔》が出てくるたびにバウンスするのもアリですが、そんなときに限って相手から《精神腐敗》が飛んでくるとまたイラッとしちゃうので精神状態を保つためにもあまりそんなことは考えずに早めに勝負を決めに動きましょう。
「最悪リトライすれば良いよ!」と身も蓋もないことを言って今回は締めくくります。