今回はリリアナが年を取ってしまった&往年の力を失ってしまったので若さと強さを手に入れるために悪魔と契約するという話なんですが、MTGの舞台と言うか非常に大事な話をいくつもすっとばしているのでなんでそうなったのかとかよく分からない感じになります。
この事態については「旧世代のプレインズウォーカー」だとか「大修復」なんてワードが関わりますので、気になる方はMTGのストーリーについて調べてみましょう。
前回の記事の最後でもお伝えしたように、今回のチャプターは現実のMTGではあり得ない非常に特殊なルールとなります。
4体の悪魔と連戦し、すべてを倒し勝ち残らなければなりません。特殊なルール内容として以下のものが挙げられます。
- 相手悪魔(プレイヤー)1体ごとのライフは少ない
- 相手を1体倒すと戦場・墓地等はそのままで継続
- 相手のデッキもそのまま
- ターンの進行状況もそのまま継続
- 相手を倒すとお互い手札を3枚補充
相手がライブラリーアウトになるとどうなるかは試していない(試すのが面倒すぎる)ので、よく分かりません。たぶんんそのまま決着がつくんじゃないでしょうか。
基本的な戦略
今回は本当に特殊なルールですので、よく考えてプレイしていかないといけません。相手のライフ以外のすべての状況がそのまま継続するってのが非常にやっかいなところです。
多くの場合はこちらの戦闘フェイズで相手を倒すことになりますが、総攻撃をかけてクリーチャーをフルタップした状態で倒してしまうと次の悪魔に交代した返しのターンでボッコボコにされることになります。
よって相手を倒す前にある程度盤面の充実を図っておく必要があるのと、相手のライフはギリギリまで削ってから最小の戦力で倒すことが基本的な戦略になります。
《墓所のタイタン 》が出れば勝ち
基本的な戦略を守って戦えと先ほど言いましたが、使ってみると分かるんですけどちょっと色々とおかしな能力を持ってる《墓所のタイタン》が場に出ればもう勝ったも同然です。
相手はクリーチャー除去系の呪文を持ってますので一概に安心とは言い切れませんがなんならリアニメイトしてこれば良いのです。とにかく強い。イカれてる。
惜しむらくはクリーチャータイプが”ゾンビ”ではないことくらいか。
こいつが居るだけでゾンビトークンがいくらでも出てきますから《冒涜の悪魔》は永遠にタップし続けられます。
よっていくらサイズがでかくなろうと気にすることはありません。
実際、プレイ中にはハンパ無いサイズになってしまいましたが、最終的には《骨の粉砕》で一撃です。
逆に《墓所のタイタン》が出てこない場合はなかなか苦しい戦いを強いられることになります…。
《墓所のタイタン》が出てこないときは
《アンデッドの王》でうまくゾンビクリーチャーを回し使いながら対処していきつつ、除去呪文を利用して相手の強大な”悪魔”クリーチャーを破壊し《墓場からの復活》で釣ってくるいつもの戦略をとることになります。
相手の使う”悪魔”クリーチャーはコストが重いものの高いパワーとタフネスを持ち、かつ強力な能力を持つものがほとんどです。やたらとカード引く能力を持つ奴が多いので2体、3体と戦場に出てくることを許すと相手のリソースが途切れなくなって一切手が付けられなくなります。
それらを逆にこちらの手駒として利用することができれば非常に強力な味方となります。
リアニメイトするのであれば、コストの重さは全く関係ありませんしね。
そんなわけですから積極的に狙っていかない手はありません。
そしてその際、特に役立つのは《ファイレクシアの闘技場》的な能力を持つ《血の贈与の悪魔》ととにかくカードが引けまくる《魂の収穫者》です。
《血の贈与の悪魔》は対象を相手にも取ることができるので、相手のライフが残り少ないときはライフを削る目的でも利用することができます。
相手の残りライフが1の時に相手を対象に取ればその時点で次の悪魔とバトンタッチになるため、こちらも手札を3枚増やしてメインフェイズを迎えることができますので決して悪い戦略ではありません。
まぁそう上手くいく機会はあまりないかもしれませんが。
より有用なのは《魂の収穫者》です。クリーチャーが墓地に落ちればカードが引けますので、生贄を多用するこちらのデッキとの相性は極めて高いと言えます。
しかも《アンデッドの王》が戦場に出ていれば、ゾンビクリーチャーはどれだけでも使いまわしが効きますので結構な勢いでカードが引けることになります。
逆に相手の場にずっといると相手がずっとカードを引き続けられることにもなってしまいますから、早急に除去すべき対象のクリーチャーでもあります。なんとか早急に除去しましょう。
変則的なルールで戸惑いますが、上手くやればこちらが有利に進められますのでぜひ基本戦略を守った運用をしてリリアナ編も無事に終わらせましょう!
リリアナ編で学んだこと
《墓所のタイタン》が出れば勝てる
クリーチャーが死亡したときに発動する能力(PIG能力)を上手に使うことについて色々と学べたリリアナ編でしたね。チャンプブロックから能力を起動したり、呪文や能力のコストとして能動的にクリーチャーを生贄にささげて能力を起動させるなどずいぶんトリッキーな動きができたと思います。
トリッキーとは言っていますが、対人戦においてはそういった行動を「呼吸する」くらいのレベルで当たり前にできないと上位ランカーの方に勝つのは非常に難しくなりますのでぜひ何度もプレイして練習してみてください。
また、墓地に行ってしまったクリーチャーを再利用したり、相手の墓地のクリーチャーを自分の場に登場させることができるなどMTG経験の無い方にはそんなこともできるのか!と驚きを感じたこともあったのではないでしょうか。
そういった動きができるのが黒の特徴であり、リスクは大きいけれど強力な効果を持つという、ロマンに満ち溢れるカードが多い色のひとつでもありますので気に入られた方はぜひ使ってみてください。
俺も黒は結構好きなのでよく使います。
さて次回からはチャンドラ編です。色が赤だけあって情熱的と言うか拳で語るタイプと言うか、いわゆるパイロマンサー(紅蓮術師)としてプレインズウォーカーとなっていく彼女ですが、なかなか悲壮な経緯をたどることになります。
ストーリーにもぜひご期待ください。