みんなのクレジットは怪しい状況に。こりゃ俺の15万円は返還されないなー。

分配金についてはちゃんと支払われていましたからなんとかなってんのかなーと思っていたのですが、どうもダメな感じになってきたようですね。

事の発端は7月末に償還金が支払われなかったこと。俺が投資した案件はまだ償還の時期がきてませんけど、分配金についてはちゃんと支払われましたので全然そんな騒動になっているなんて知らずにいました。

追記
ついに11月末で利払いの方も支払われなくなりまんた…もうダメかもわからんね。詳しくは以下の記事で。

みんなのクレジットがついに11月末で利払い停止したぞー!…したぞ…。

償還金が支払われなかった投資家の方には個別にメールが届いていたようですね。その後、俺のもとにも事態を説明するためのメールが送られてきました。

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貸付先から返済が為されなかったとのこと

以下、内容。

平素はみんなのクレジットをご愛顧下さり、誠にありがとうございます。

 さて弊社は、平成29年7月27日、弊社融資先から「貴社の投資家による法的行動により不動産売買決済や融資が一時停止することとなったため、弁済期日を7月28日とする貴社への借入金元本の弁済を実施できなくなった」旨の連絡を受け、現に弊社融資先は、弊社に対する借入金元本について、約定通りの弁済を行いませんでした。

 弊社といたしましては、弊社融資先による上記の債務不履行の発生を受け、現在投資家の皆様を代表して、債務不履行状態の解消に向けた弊社融資先との話し合いを進めるなど、貸付金の全額回収に向けて、最大限の努力を行っているところです。

 つきましては、投資家の皆様におかれましては、大変なご迷惑・ご心配をお掛けすることになりますが、弊社といたしましては上記の通り、投資家の皆様の立場に立って皆様全体の利益を最大限に図るべく、弊社融資先との交渉を進めている最中ですので、引き続き交渉の推移をご静観下さいますようお願い申し上げます。

投資家の皆様方に対してお知らせにお時間を要しましたこと、衷心よりお詫び申し上げます。

出典:みんなのクレジット(電子メール)ーみんなのクレジットからのご案内

本当のところがどうなのかってのがよく分かりませんから説明された通りのことしか書きませんが、一部の投資家の方々が個別に投資先に対して債権回収の手続きを行おうとしているとのこと。

これによって融資先企業は新たな資金調達ができなくなった!とか色々理由をつけて一切の返済をしないという方針を打ち出したようです。

本当にそういった一部の方の行動のせいで返済ができなくなったのか、とか、そもそもその一部の投資家というのが実は融資先企業と結託している人物で、融資金を踏み倒すための策を打ったのではないかとか色々考えられます。

これが世の中の残酷なところですね。

詐欺師に騙された人が詐欺師からお金を取りかえすためには被害者団体を設立してうんぬんなどと言う悠長なことをやらずに、個人的に行動して他人を蹴落としてでも先に詐欺師から回収する手段を取るというのがベストな行動らしいです。

この「みんなのクレジット」が詐欺だと言うつもりでは無いんですけど、結果的に投資家からは詐欺だと思われている現状、債権回収のために早く動いたもの勝ちということでしょうね。

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どうせ投資家全員に全額を返済できるほどのお金はもう残っていないでしょう。

そんな俺はと言えば、まぁ実際「みんなのクレジット」で投資はしているのですが、きな臭さを感じて少額にとどめておきましたからギャーギャーわめくほどの痛手はありません。

それに債権回収なんて、個人相手にやるのでも心折れるほどしんどいのに企業相手になんかやる気になりません。まぁ俺の場合は投資金額が少ないですから、得られる利益が苦労に見合わないですから特にね…。

…過去に株で出した損失の方が遥かに大きいという悲しい事実。

ですが、きっと俺の投資した15万円が返還されることは無いでしょうから、しかるべき時が来たらちゃんと妻に説明しないといけませんね。

8月に入ってからさらに事態は動く

平素は「みんなのクレジット」をご愛顧下さり、誠にありがとうございます。

弊社より過日お送りいたしましたメールの補足となりますが、現在の状況をお知らせいたします。

弊社としましては、弊社融資先における債務不履行の発生を受け、弊社弁護士より、平成29年8月5日、弊社融資先及び融資にかかる連帯保証人に対し、金銭消費貸借契約上の期限の利益喪失事由発生に係る通知を送付するとの法的措置を開始いたしました。

また、弊社弁護士と弊社融資先弁護士による話合いが開始されており、さらには、来週(8月21日の週)・再来週(28日の週)には、弊社融資先が申し立てた調停の成立を求める旨の調停申立書が、裁判所を通じて、弊社に送付されてくる見込みです。弊社としましては、当該書面の内容を精査の上、弊社融資先からの回収につき、今後の方策を検討して参ります。 

弊社融資先においては、7月28日の仮差押えによる信用不安が発生し、また、予定されていた資金調達にも乱れが生じており、このため、現状、8月分の元本の弊社への弁済の目途も立っていない状況です。

投資家の皆様におかれましては、引き続き、大変なご迷惑・ご心配をおかけすることになりますが、弊社といたしましては、投資家の皆様の立場に立って、皆様全体の利益を最大限に図るべく、弊社融資先との交渉を進めている最中ですので、交渉の推移をご静観くださいますよう改めてお願い申し上げます。

出典:みんなのクレジット(電子メール)ーみんなのクレジットからのご案内〈2017年8月18日〉

7月末の返済が無かったため、ちょっと難しい専門用語になりますが「期限の利益喪失」事由が発生したとして債権の回収措置を図っていくのかなと思われます。

「期限の利益」ってのは、簡単に説明すれば返済期限が定められている借入に関しては、返済期限が来るまでは返済義務はないし、債権者から金返せ!って言われることもない権利みたいなもんです。

特に分割返済をしているケースで起こる(個人なら住宅ローンとか)んですけど、毎月X円返して1年で完済しますって契約になっていれば、ちゃんと返済が続けられている間は突然「残りの金額を一括で返済しろ!」などとは言われないってことです。

でもまぁ融資の際には往々にして事前にこういうケースに陥ったら「期限の利益」を失い(喪失)ますよという特約?がついています。

その一つが延滞の開始とかそういうのですね。

個人で借りている住宅ローンやマイカーローンみたいなのでは、基本的には延滞した直後にいきなり「期限の利益喪失!」とは叫びませんけど数ヶ月返済が遅れるような事態になれば容赦なく発動することになります。

こうなればもう通常の返済が為されることはありませんから、いくら回収できるかって話になるでしょうね。

しかし、担保を取っていると言いつつ実際には担保とって無かったり無価値なものに抵当権や質権を設定していたということですからそちらからの回収は見込めないでしょう。

しかも返済する資金なんか全然ありませんよーってことで借金を踏み倒されておしまいになるんでしょうねぇ。

しかし、期限の利益喪失なんて企業相手の融資ですら数日の返済の遅れだけで発動させませんから、個人的には何か仕組まれている臭い気もしますが、あくまで俺の憶測でしかありませんから鵜呑みにしないようにしてください。

数日たったところで本当に返済の見込みがないことが完全に判明したから喪失させたのかもしれませんしね。

ま、どちらにせよ回収は絶望でしょう。つまり、われわれが拠出した金はまずもって戻ってこないだろうということです。

多額のキャッシュバックに釣られた金の亡者の末路

よくいろいろなサイト、特に掲示板的なところの書き込みを読むと勘違いされている方が多いんですけど、みんなのクレジットに投資した方は金利の高さに惹かれていたわけではありません。

むしろ金利の高さなら、他のソーシャルレンディングのほうが遥かに上だったりしますからね。

それでも多くの人がみんなのクレジットに「なけなしのお金」を突っ込んだ理由は、”キャッシュバック”です。

ちょっと当時のスクリーンショットなんかを撮っていなかったので実際どうだったか忘れましたけど、投資金額の4%とか5%を即座にキャッシュバックするみたいなことやってましたからね…。

確か500万円くらいの投資(1件で)をするとキャッシュバックでもらえる金額が上限値に達するような設定になっていたと思います。

あとなんか、確かポイント制度みたいなのもあって多額の投資をするとポイントがもらえて色々優遇が得られるみたいな感じでしたから運営側も積極的に多額の投資を煽っていたというのは間違いありませんね。

…そんな訳で俺も含めて、どう考えてもおかしい勢いでのキャッシュバックに釣られて投資してしまった金の亡者どもの末路が今回の事態です。

こうなってしまってはいくら過去を悔いても、嘆いても、相手を責めてもどうしようもありません。

みんなのクレジットでウン千万円も投資していた方もいるようです…。本当にお気の毒です、としか言いようがありません。

ではこんな風に後悔しないためにはどうすれば良いか、答えはたった一つ。

「無くなっても構わない金額しか投資しない」俺が何度もこのブログLP0で主張しているこの手法。これがベストです。

特にソーシャルレンディングのような新興の投資手法については、何がどうなるか分からないことが多数ありますから、そもそもリスクを取らないようにするってことが本当に重要です。

他のソーシャルレンディングへの投資額も見直す

今回の件で改めて実感したのは、ソーシャルレンディングでは損切りができないということの怖さです。

株やFXであればある程度自分のタイミングで売買が可能ですから、状況が悪くなってきたときには一定のところで取引を終了して損失を拡大させないようにする(=損切り)ができます。

しかし、ソーシャルレンディングの場合は一度申込をして入金してしまえばあとはどうすることもできません。祈るのみです。

改めてそんな現実を理解させられたような気がしますので、今後は少しソーシャルレンディングへの投資額を減らしていこうと考えています。

とりあえず、9月中旬にガイアファンディングにて大きな額の償還がありますので、それを再投資せず他にまわすことにしようと考えています。

ガイアファンディングは投資対象が米国の不動産関係の企業ということで資金を拠出してから実際に運用が始まるまで長いと1ヶ月以上かかりますし、融資期間がが終了して返済が済んでも、お金が実際に投資家に償還されるのがそれから1ヶ月近くかかることがザラにありますからね。

そうなると投資効率は格段に低下するわけで、機会損失も相応に増える可能性が高まりますからね…。

そんな感じで俺は特にソーシャルレンディングへの投資については調整していこうと思います。

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